イスラム教徒は豚を食べない。

コーランが「豚は汚れた動物なので食べてはいけない」と定めているからである。

 

諸説ある。

衛生上の問題だとか、食に貪欲で無節操に繁殖するからだとか、

どんな理由付けにしろ、そこに含まれる意図はナルホドである。

 

1. 指定の食品を禁止することにより、 異教徒とのランチやディナーを抑制する。 交流の機会を減らして他教に影響されることを防ぐ。

 

2. イスラム教徒に「あなたが自らをイスラム教徒だと強く意識するのはどんな時ですか?」と訊くと、「みんなが豚を食べているのにボクは我慢している時」「ラマダーン期間中、みんなと一緒に食事できない時」など、 アッラーに祈っている時……などといった宗教的な時間よりも、もっと生活に密着した時間において強く自らの信仰を実感するという。 自らの宗教を自覚させるために、食事の制限や労働の制限など、生活に密着した部分に制限を設けることが有効な手段だったのではないか。

 

 

へーー

感心した。

 

参考文献: 完全教祖マニュアル (架神恭介著・ちくま文庫)