NAHO ISHII is an interdisciplinary artist based in Tokyo, Japan on March 16, 1991.
NAHO’s artistic career began in 2011, when Japan was struck by a huge earthquake. It was an event that forced NAHO to confront the innocent and massive power of the earth, and at the same time, to confront the fragility of human society.The uncontrollable flow of the over-developed human society, and the massive chaos of the earth that swallows up the human society, NAHO thinks that theme by drawing, not by words. NAHO expresses the fusion of fractal structure and human society in various mediums. NAHO’s artwork invite you to think about the difference between the structure of human society and the nature of the original universe.But NAHO is not a naive naturalist. All of her works contain a sense of love and grief for the fragile structure of society.



大震災の発生した2011年、私はアーティストとしての活動を開始しました。19歳だった私はあの日、大地の無邪気かつ絶大な力に直面すると同時に、自分が暮らす文明社会の脆さを実感し、えも言われぬ感覚に慄きました。そしてその感覚について考えているうちに、いつしか私は言葉で考えごとをするのではなく、視覚的な表現を用いて考えることに夢中になったのです。現在私は、フラクタル構造と都市や社会との融合を、視覚的に描こうとしています。身を崩しながら過剰に発展してゆく人間社会、それらすべてを造作なく飲み込む大地の偉大なカオス。けれど私は自然を称賛して社会をさげすむつもりはなく、むしろこんなにも壊れやすい社会の構造に、たまらなく愛おしさを感じているのです。そのシンプルな愛情と憂いによって、私の描きたいという欲望は掻きたてられているように思います。現代社会の構造と、宇宙の本質的な構造とを、重ね合わせた視界で人間は生きています。それをどうにか視覚的に描き出して眺めることが、私のやりたいことです。私の作品があなたの感覚と共鳴できたなら、こんなに嬉しいことはないと思っています。2021年6月 石井七歩


BIOGRAPHY